透き間風が心を縫い 痛む傷口塞ぎ
忘れかけた風がまた
物の陰から嘲笑う
満ち足りたあの日を踏みにじられた
誘惑で
無情に砕け散る 頽廃に沈んで
凍えた瞳の奥は
掻き鳴らすだけじゃ歪んで響くよ
虚しさの滴して
猛り吠える欲望さえ
何時しか切り刻まれ 墜落へと
焼き尽くせば
過ちは消し去るの?
罪と罰を背負い悲しくもまた甘える
非常な手が招く 背徳に溺れて
汚れた手のひら翳し
哀れな心に掠れる光が
醜さの欠片 照らした
凍えた瞳の奥は
掻き鳴らすだけじゃ歪んで響くよ
償いも儚く
乱れて崩れた身体
哀れな心に掠れる光が
醜さの欠片 照らした